伊勢手延べ麺とは?
伊勢の国(三重県)の北部のいわゆる北勢地方は、鈴鹿連峰より湧き出る清廉豊富な水と、季節風を程よく遮る地形そして伊勢湾よりもたらされる湿度を適量に含んだ風等の自然条件に恵まれ、かなりの昔より小麦が栽培され水車製粉も盛んに行われたといわれています。
加えて都から東国に下る街道の要衝にあって、手延べ製麺の条件をすべからく備えたこの地に立ち寄った識者が、その技法を教えたという言い伝えはうなずけるものがあります。
現在では、手延べ麺の生産者も二十数軒と点在するにとどまり産地としての面影も無く認証もされていないが、かつては百を超える生産者がひしめいていたようです。
この衰退しつつある地域にあって、この流れを継承しつつ、現代の消費者の要求に応え得る、歴史ある手延べ麺を創るか・・、日々食品としての手延べ麺を目指し製造方法の改良を重ね、衛生管理と品質管理に心血を注ぎ、その技術練磨の結果として、他の生産者にさきがけ「手延べ半生麺」の完成を見ました。
まさにこの地ならではの麺でありこの地唯一の麺としてお客様の絶賛をいただいております。
伊勢手延べ麺とは、伝統の息遣いを大切に守りながら、新感覚を果敢に取り入れた、時代と伴に進化する手延べ麺と断言します。
麺匠勢州庵としてのこだわりとは
我々のめんにたいするこだわりは、手前勝手なものを排除した内容であることをめざし、あくまでもご利用されるお客様にご理解とご支持いただけることが大前提であります。
- 先人が積み重ねた製造技術を尊重し、それのみに頼ることなくさらに自己の工夫と努力を重ね、他の追従を許さない我々独自の製麺技法を構築する。
- 産地の名声に依存することなく、実質的に価値のある地域特産品としての商品を創造し、お客様にご支持をいただくことにより、地域食文化形成の一翼を担えることをめざす。
- 天然・自然が必ずしもお客様の安全・安心を補償するものではないということを念頭におき、使用原料・素材については、充分にその採用の根拠について研究・検討し、採用の理由と調達先を明らかにする。
これら「こだわり」については追って「なぜそうなのか?」「お客様にどのような利益があるのか?」などについて踏み込んだ解説をさせていただく予定です。